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パフォーマンスチューニング概要

概要

TDSQL Boundless は MySQL 互換の分散データベースサービスであり、標準的な MySQL クライアントからアクセスできます。本ドキュメントでは、TDSQL Boundless インスタンスに対するパフォーマンスチューニングの全体像を解説します。

接続方法

TDSQL Boundless は MySQL プロトコルと互換性があるため、標準的な MySQL クライアントを使用してインスタンスに接続できます。

bash
# MySQL クライアントからの接続
mysql -h <インスタンスアドレ> -P <ポー> -u <ユーザー> -p

接続後は、MySQL と同様の SQL 文を使用してクエリの実行やスキーマの操作が可能です。

パフォーマンスチューニングの体系

TDSQL Boundless のパフォーマンスチューニングは、以下の3つの領域に分類されます。

1. SQL チューニング

SQL 文の最適化は、パフォーマンス改善において最も効果的なアプローチです。

  • EXPLAIN 文 — クエリの実行計画を確認し、ボトルネックを特定する
  • インデックス設計 — 適切なインデックスの作成と管理
  • スロークエリの最適化 — 実行時間の長いクエリの特定と改善

詳細は以下のドキュメントをご参照ください。

2. DDL チューニング

テーブル構造の変更操作(DDL)のパフォーマンス最適化です。

  • Online DDL の活用 — サービスへの影響を最小化した DDL の実行
  • 大規模テーブルのスキーマ変更 — 大規模テーブルに対する DDL の最適な実行方法

詳細は以下のドキュメントをご参照ください。

3. システムチューニング

インスタンスレベルのパラメータ調整やリソース管理です。

  • バッファプール、キャッシュサイズの調整
  • 接続プールの設定
  • ストレージエンジンのパラメータ最適化

監視指標の見方

パフォーマンスチューニングの基本は、適切な監視指標の把握です。以下の主要な監視指標を定期的に確認してください。

クエリパフォーマンス指標

指標説明確認方法
QPS1秒あたりのクエリ処理数管理コンソール
TPS1秒あたりのトランザクション処理数管理コンソール
スロークエリ数閾値を超えたクエリの件数スロークエリログ
クエリレイテンシクエリの応答時間(P50/P95/P99)管理コンソール

リソース使用量指標

指標説明推奨閾値
CPU 使用率ノードのCPU使用率80% 以下
メモリ使用率ノードのメモリ使用率85% 以下
ディスク使用率ストレージの使用率80% 以下
接続数アクティブな接続数最大接続数の 80% 以下

分散環境固有の指標

指標説明
クロスノードクエリ比率ノード間をまたがるクエリの割合
分散トランザクション比率分散トランザクションの割合
Region 分布各ノードの Region 数の偏り
レプリケーション遅延レプリカノードの遅延時間

チューニングのワークフロー

  1. 現状の把握 — 監視指標とスロークエリログの収集
  2. ボトルネックの特定 — EXPLAIN による実行計画の分析
  3. 改善策の検討 — インデックス追加、クエリ書き換え、パラメータ調整
  4. 改善の実施 — テスト環境での検証後、本番環境に適用
  5. 効果の確認 — 改善前後の指標を比較

まとめ

TDSQL Boundless のパフォーマンスチューニングでは、SQL チューニングを優先的に実施し、必要に応じて DDL チューニングやシステムチューニングを組み合わせます。定期的な監視と継続的な改善により、最適なパフォーマンスを維持してください。

詳細な設定およびパラメータについては、元ドキュメントをご参照ください。

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