元ドキュメント: UE PAK Resource Encryption
UE PAKリソース暗号化
概要
Unreal Engine(UE)を使用して開発されたゲームでは、ゲームリソースがPAK(Package)ファイルとして格納されます。これらのPAKファイルには、テクスチャ、モデル、ブループリント、設定ファイルなど重要なゲームアセットが含まれており、不正な抽出や改ざんの対象となりやすい部分です。
UE PAKリソース暗号化機能は、CLI版ハードニングツールと連携して、PAKファイル内のリソースを暗号化し、リバースエンジニアリングやリソース抽出を防止します。
対応エンジンバージョン
| UEバージョン | 対応状況 |
|---|---|
| UE4.20 以上 | ✅ サポート |
| UE4.25+ | ✅ サポート(推奨) |
| UE5.0+ | ✅ サポート |
シンボルファイルの取得
PAK暗号化を利用するには、UEプロジェクトのシンボルファイルが必要です。

使用方法
設定ファイルの設定
tpshell-config.xmlに以下の設定を追加します:
xml
<extparams>{
"enable_pak_enc": true,
"pak_enc_key": "your_encryption_key"
}</extparams>ハードニングコマンドの実行
通常のCLI版ハードニングコマンドと同様にPAK暗号化を含めたハードニングを実行します:
bash
MTPClientConsole.exe -d <gameId> <apkPath> <outDir> <certPath> -c <configPath>暗号化の範囲
| リソースタイプ | 暗号化対象 |
|---|---|
| テクスチャ(.uasset) | ✅ |
| ブループリント | ✅ |
| 設定ファイル | ✅ |
| サウンドファイル | ✅ |
| レベルデータ | ✅ |
検証方法
暗号化の効果は以下の方法で検証できます:

注意事項
- PAK暗号化を使用する場合、ゲームの起動時間に若干の影響がある可能性があります
- 暗号化後は十分な機能テストを実施してください
- UEバージョンによって対応状況が異なる場合がありますので、最新の互換性情報をご確認ください
パフォーマンス影響
PAKリソース暗号化のパフォーマンス影響は最小限に抑えられています。一般的なゲームでの影響は以下の通りです:
| 指標 | 影響 |
|---|---|
| 起動時間 | +0.5〜2秒(パッケージサイズによる) |
| ランタイムパフォーマンス | ほぼ影響なし |
| ファイルサイズ | 微増(約1〜3%) |